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適性診断【運転者台帳の記載事項-3】

更新日:5月10日

当該ドライバーが適性診断を受けた場合も、運転者台帳に記載します。



運転者台帳に記載される「適性診断の結果」は、運転者の安全運転能力や健康状態、性格特性などを評価する重要な情報です。

これにより、事業者は運転者の適性を把握し、必要な指導や支援を行うことができます。


適性診断の主な記載項目

  1. 視覚機能

    • 動体視力や周辺視野など、運転に必要な視覚能力を測定します。

  2. 判断力・反応速度

    • 単独および複数の事象に対する判断力や反応速度を評価します。

  3. 注意力の配分

    • 運転中の注意の集中度や分配能力を測定します。

  4. 安全態度・危険感受性

    • 危険予測能力や安全運転に対する意識を評価します。

  5. 性格特性

    • 衝動性、自己中心性、神経質など、運転行動に影響を与える性格特性を分析します。

  6. 健康状態

    • 身体的および精神的健康状態を確認し、運転に支障がないかを評価します。

  7. 過去の運転歴

    • 事故歴や違反歴など、過去の運転行動を記録します。

  8. 年齢や経験年数

    • 運転者の年齢や運転経験年数も適性評価に影響を与える要素として記載されます。


診断の種類と目的

適性診断には、以下のような種類があります:

  • 初任診断:新たに運転者として採用される前に実施され、運転者としての自覚や事故防止のための指導が行われます。

  • 特定診断Ⅰ:過去に重大な事故を起こした運転者に対し、再発防止のための指導が行われます。

  • 適齢診断:65歳以上の高齢運転者に対し、加齢による身体機能の変化を考慮した運転行動の指導が行われます。

  • 一般診断:定期的に実施される診断で、運転者の適性を継続的に評価します。



診断結果の活用

診断結果は、運転者台帳に記載され、以下の目的で活用されます:

  • 適性評価:運転者が安全運転に適しているかを判断します。

  • 指導・教育:必要に応じて、運転者への指導や教育を行います。

  • 健康管理:健康状態に問題がある場合、適切な対応を検討します。

  • 法令遵守:法令で定められた適性診断の実施状況を確認します。


運転者台帳に記載される適性診断の結果は、運転者の安全運転を確保するための重要な情報源となります。

事業者はこれらの情報を適切に管理し、運転者の適性を継続的に評価・改善していくことが求められます。



この項目で記載する適性診断とは、貨物自動車運送事業輸送安全規則第十条に基づくものです。

診断内容はドライバーの状態や事故の分析などに用いられるものです。

記載漏れや虚偽がないように最新の注意を払いましょう。



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